日立造船の子会社、スウェーデンでバイオガスプラントの竣工式を開催

ごみ焼却発電やバイオガスのプラントの設計、建設、保守等を手がける日立造船株式会社の100%子会社であるHitachi Zosen Inova AG (Inova) は、スウェーデンのヨンショーピング市にバイオガスプラントを建設・運営しており、9月14日に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期されていた竣工式が実施された。

竣工式当日は、スウェーデンのエネルギーデジタル大臣をはじめ、郡知事や環境保護局長などが参加し、日本からも在スウェーデン日本国大使や融資銀行の国際協力銀行パリ駐在員事務所からも来賓があった。

スウェーデンは脱炭素に向けての取り組みで先行しており、2045年までの温室効果ガス排出量ネットゼロを掲げている中で、輸送による温室効果ガス排出量は国内の総排出量の3分の1を占める。その為、公共交通機関の化石燃料からバイオ燃料への転換は重要な政策の一つである。

ヨンショーピング市の協力の下、政策の一環として、バイオガスを生成するプラントが建設された。周辺地域から回収された生ごみなどの有機性廃棄物をメタン発酵させ、バイオガスを生成。市バスやごみ収集車の燃料として利用するため、作られたバイオガスは精製して純度を高めた後に、圧縮されてバイオCNG(Compressed Natural Gas)として燃料充填所に送られる。また、発酵の過程で発生した残渣は、地域の農場や園芸企業で堆肥として使用される。

プラントの建設に加え、設備の所有と事業運営も行うため、Inovaにとってヨーロッパで初めてのBOO(Build, Own, Operate) 方式のプロジェクトとなる。

【バイオガスプラントの概要】
バイオガスプラントの所有・運営事業者:HZI Jonkoping Biogas AB
乾式メタン発酵槽数:2基
バイオガス生成量:630万Nm3/年
有機性廃棄物処理量:40,125t/年


【引用元】
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THINK WASTE 編集部

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