「新エネ大賞」に東北のバイオマス発電

 一般財団法人新エネルギー財団による平成26年度「新エネ大賞」が決定し、東北地域の2件のバイオマス発電への取り組みが、経済産業大臣賞、資源エネルギー庁長官賞を、それぞれ受賞した。

 同表彰制度は、新エネルギーに係る商品及び新エネルギーの導入、あるいは普及啓発への取り組みを広く募集し、優れた活動を表彰するもの。新エネルギーの導入促進を図るため、平成8年度から毎年行われている。

平成26年度の経済産業大臣賞に輝いたのは「山林未利用材を活用した木質バイオマス発電~株式会社グリーン発電会津(福島県会津若松市)」。会津圏内で行われている間伐や主伐の施業で発生する売れ残り部位(山林未利用材)を主燃料とした木質バイオマス発電事業(発電容量:5700kW)。森林組合、林業関係者や発電事業者など多くのステークホルダーが一体となり事業を運営しており、林業と連携した成功事例として高く評価された。

また、資源エネルギー庁長官賞は、同じく東北地域のバイオマス発電事業、「北東北でのバイオマスによる地域循環型ビジネスモデル~株式会社バイオマスパワーしずくいし(岩手県雫石町)」が受賞した。県内有数の観光施設である小岩井農場と連携し、農場から発生する家畜糞尿のほか、地域から収集する食品残さを受入れ、同じ施設内で複合処理しメタンガス発電(発電容量:250kW)やたい肥・液肥の製造を行っている。発電した電力の一部、たい肥・液肥のほとんどを小岩井農場に販売しており、小岩井農場を中心としたバイオマスエネルギーによる地域循環型ビジネスモデルとして高く評価された。

表彰式は、平成27年1月28日14時より、東京ビッグサイトで行われる。

山林未利用材を活用した木質バイオマス発電~株式会社グリーン発電会津
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株式会社バイオマスパワーしずくいし 施設全景
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THINK WASTE 編集部

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