苫小牧でバイオマスボイラ設備稼動

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区、狩野久宣社長)は、北海道苫小牧市のスマートアグリプラントで、昨年から建設してきたバイオマスボイラ設備を完成し、温室への熱とCO2供給の実証試験を開始した。

 当社は、苫小牧市にガスエンジンによるトリジェネレーションシステムを備えたスマートアグリプラントを建設。2014年8月からグループ会社であるJファーム苫小牧(本社:北海道苫小牧市、木村康一社長)がトマトとベビーリーフの生産を行い、北海道内の各小売店舗で販売してきた。今年11月末にはプラントを拡張し、横浜本社試験温室で開発中の高糖度トマト「スマートルビー」など高付加価値品種の栽培も開始する予定だ。 

こうした中、多様な熱源をプラントで利用する実証を行うため、新たにバイオマスボイラ設備を建設。廃材等から作られる木質チップを燃料としてプラントに熱とCO2を供給するもので、プラントを立地する地域に豊富に存在する木質バイオマス資源を有効活用する。

 これまでバイオマスボイラの燃焼ガスは、LPGなどの燃焼ガスと比べ不純物などが多く、温室への供給は行われていなかった。同社では浄化設備を独自開発し、国内で初めてバイオマスボイラから排出されるCO2の栽培利用を可能にした。これによるCO2供給量は、LPG燃焼による供給量の2倍以上となる。
また、このCO2併給型バイオマスボイラ設備の経済効果は、一般的なLPG焚きの暖房機による熱供給と比較し、燃料コストを3割程度に抑えることができると見込まれる。

同社では、苫小牧のスマートアグリプラントにおいて、天然ガス、バイオマスと、今年11月末から実証開始する温泉熱のラインナップで、それぞれのエネルギー活用の有効性を検証し、プラント立地地域で最適なプラントモデルの確立を図っていく。

地域特性に応じた多様なエネルギーの活用図
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燃焼ガス浄化システムフロー
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THINK WASTE 編集部

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