
グリーンバイオマスファクトリー 宮崎の都農発電所、運転開始

宮崎県都農町で、グリーンバイオマスファクトリー(本社:宮崎県都農町、米良充典代表)が建設、運営する新設のバイオマス発電所、都農発電所が2月1日に本稼働を開始し、2月11日に竣工式が行われた。
グリーンバイオマスファクトリーは、町の6割を山林が占める都農町で、山林未利用材を原料とした木質チップを燃料として使用するバイオマス発電を行うため、2009年に設立。発電所の建設工事を進めていた。
完成した施設の発電能力は5.75MWで、年間4000万kWhの電力を供給できる見込み。これは一般家庭1万1000世帯分の使用量に相当し、都農町の総世帯数の約3倍の規模となる。燃料に使う未利用材は年間7万2000トンを想定。化石燃料など他の材を混合せず木質チップだけを燃料とするバイオマス発電所は県内初。工場敷地内には、地元森林組合を通じて調達した木材をチップ化する加工施設も建設し、燃料の木質チップの安定供給を図る。
発電した電力は、固定価格買取制度を通じ、九州電力へ売電予定。
*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません