Hitachi Zosen Inova バイオガス精製におけるCO2除去技術を取得

日立造船(本社:大阪市住之江区、谷所敬社長)の100%子会社で、ごみ焼却・発電プラントの設計、建設、保守などを手掛けるHitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:Franz-Josef Mengede / 以下HZI)は、MT-BioMethan GmbH(ドイツ、以下MTB)からバイオガス精製における技術・ノウハウ、実績、特許、工場など資産一式を取得した。

 HZIは、昨年12月にバイオガス化技術の代表的手法の1つであるコンポガス技術を取得したが、今回の資産取得でコンポガス技術とバイオガス精製技術を組み合わせた幅広い提案が可能となる。

 バイオガスは、発電や熱供給に利用するのが一般的だが、電気と比較しガスの状態の方が輸送・貯蔵に優れているため、近年ではCO2除去などの精製を行
うことで、より純度の高いバイオガスにアップグレードして活用するニーズが高まっている。精製されたバイオガスは、発電や熱供給だけでなく、一般家庭への供給や自動車燃料などにも利用される。

 バイオガスの精製方式には、アミン・スクラビング方式とメンブレン方式がある。MTBは両技術を有しているが、特にアミン・スクラビング方式で高いシェアを有し、ドイツやスイス、フランスなど46カ所のバイオガスプラントに精製装置を納入している。

 バイオガスは、2020年までにエネルギー消費における再生可能エネルギーの割合を20%以上に高めることを目標とするEUで需要が高まっており、バイオマス技術の先進国であるドイツでは、2001年から2014年にかけ6,000カ所以上のバイオガスプラントが建設されている。大部分のバイオガスプラントにはCO2まで除去する精製装置は備わっていないため、今後、装置導入が期待される。

写真はイメージ(Hitachi Zosen Inova AG ホームページより)
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 日立造船は、HZIと連携し、ごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントなどで最先端の技術を国内外の顧客に提案していく。


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THINK WASTE 編集部

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