
NEDO、バイオマスエネルギー利用拡大を推進 地域自立システム化実証事業6件を採択

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、平成26年12月26日から平成27年1月30日まで「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業/地域自立システム化実証事業/事業性評価(FS)」に係る公募を実施し、厳正な審査の結果、6件の採択予定先を決定した。
バイオマスエネルギーの利用拡大を推進するためには、熱利用等を有効に図り効率よく運用するとともに、地域の特性を活かした最適なシステム化が必要だ。
NEDOでは利用拡大のための技術指針、導入要件を策定するため、バイオマスエネルギーを利用した具体的な事業について、地域自立システムとしての事業性評価(FS)および実証事業(助成事業)を行う。事業期間は平成27年度~平成32年度を予定。事業性評価(FS)および実証の結果は技術指針、導入要件の策定に反映される。
採択された6件のテーマ及び委託予定先は次の通り。
テーマ:地域における混合系バイオマス等による乾式メタン発酵技術を適用したバイオマスエネルギー地域自立システムの事業性評価(FS)
委託予定先:富士クリーン/栗田工業
テーマ:熊野新道~新しい木質バイオマスエネルギーの道(拠点)づくりの事業性評価(FS)
委託予定先:熊野原木市場協同組合/三重くまの森林組合/野地木材工業/辻製油/かきうち農園/三重大学
テーマ:飲料製造工場および周辺施設へのバイオマス地域熱供給事業の事業性評価(FS)
委託予定先:サーフビバレッジ
テーマ:アクアイグニス多気ORCユニットを活用した木質バイオマスコジェネレーションシステムの事業性評価(FS)
委託予定先:バイオマス熱電併給/E2リバイブ
テーマ:バイオマスエネルギーを活用した農・林・工複合型モデルの事業性評価(FS)
委託予定先:昭和化学工業
テーマ:エネルギー作物と家畜糞尿の混合メタン発酵とバイオマスエネルギーマネジメントが可能にする循環型農業システム化実証事業の事業性評価(FS)
委託予定先:大原鉄工所