オークリッジ国立研究所 バイオ燃料開発に微生物ゲノムデータを公開

 米・オハイオ州のバテル記念研究所が運営するオークリッジ国立研究所とノースカロライナ州立大学、Lanza Techは、Nature Scientific Dataに掲載した論文で、微生物の遺伝子配列(Clostridium autoethanogenum)とそのシーケンス方法を発表した。これらの微生物はバイオ燃料、農業、食糧生産、環境、医療の分野で重要な役割を果たすことが期待される。

 論文を発表した新たなNature姉妹誌は、科学的に重要なデータセットへの容易なアクセスを可能にする。今後、多くの研究者が、この研究で得られた知見を基に、廃棄物を燃料や有用な化学物質に変えるために、微生物の最適化を図ることができる。

 オークリッジ国立研究所バイオサイエンス部署のスティーブ・ブラウン氏は「今回発表したゲノムのデータセットは、とても優れた研究成果であり、新たなシーケンス技術とコンピュータアルゴリズムのベンチマークとなるでしょう。この研究によって世界中の科学者が遺伝子エンジニアリングのために、Clostridium autoethanogenumDNAメチル化の研究をすることができます」と話す。今回発表されたデータは包括的であり、これに匹敵するデータセットはほぼないという。

 オークリッジ国立研究所の米国防省科学オフィスは、バテルによって運営されている。バテル記念研究所は1929年に米オハイオ州で設立された世界最大規模の非営利研究機関。設立以来、アメリカのエネルギー政策、環境政策、ホームランドセキュリティーなど、さまざまな分野で研究開発を行い、ゼロックスコピー機の事業化、コンパクトディスクやバーコード開発などの成果を上げてきた。

オークリッジ国立研究所
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THINK WASTE 編集部

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