北海道興部町 バイオガスプラントが本格稼働

 北海道興部町(おこっぺちょう)で、酪農業、乳製品等の加工・販売を手がけるパインランドデーリィ(松村和一社長)が、家畜ふん尿を活用したバイオガスプラントを5月中旬から本格稼働させる。

 北海道網走支庁管内の西北部、オホーツク海の中部にある興部町は、北見山脈を源としてオホーツク海にそそぐ5つの河川とその支流域に農用地が広がり、海岸線に近づくにしたがいなだらかに起伏する段丘地が広がる自然豊かな町。酪農と水産業が盛んで、特に酪農畜産では、農家戸数80戸のうち搾乳農家が70戸、平成25年度の出荷乳量は約5万トンという、北海道網走管内でも有数の酪農地帯として知られる。

 同町では、家畜排せつ物の堆肥化による利用や、水産系バイオマス、生ごみを利用したバイオマス利活用に力を入れており、昨年、国のバイオマス産業都市に、オホーツク館内で初めて選ばれた。

 パインランドデーリィのバイオガスプラントは、町バイオマス産業都市構想のうち、民間では2カ所目、規模では最大級となる。構想では当初、町が北興地区に建設を計画するバイオガスプラントに参加する予定だったが、同社の農場規模が大きいことから単独建設を決め、昨年5月に着工。総事業費は約3億円。

 プラントでは、農場で飼育する乳牛470頭分のふん尿を処理し、年間で約118万kWh(一般家庭約330世帯分)を発電。全量を北電に売電する予定だ。

 町では、本年度中に町営の集中型中規模プラントを北興地区に着工するほか、秋里地区にも集中型中規模プラントの建設を計画している。

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THINK WASTE 編集部

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