
イマジニア 再生可能エネルギー事業へ参入 小水力が中心、バイオマスも

「想像をカタチに変える」をコンセプトに主にモバイル向けのコンテンツやサービスを提供するイマジニアが、再生可能エネルギー事業への参入を発表した。
同社は、5月15日に開催した取締役会で、農業用水路の未利用エネルギーを活用した小水力発電を中心に、再生可能エネルギー発電事業に参入することを決定。小水力発電において、流量・流速はあっても落差工のない農水路での発電を可能にし、発電設備の効率性と経済性を確保することで、補助金に頼らず地域貢献できる事業の確率を目指す。
同事業のイノベーションを実現するため、技術面では、自然エネルギー及びバイオ燃料製造などを中心に開発・建設に携わってきた人材を「再生可能エネルギー事業本部長」として執行役員に迎え、発電設備の課題となる性能不安のリスク軽減や発電コスト軽減に取り組む。また、社外取締役に東京大学第28代総長でエネルギー問題の第一人者である小宮山宏氏を迎え、指導を仰ぐ予定だ。
同社では、農業用水路一カ所当たり10kW~20kWの発電規模の小水力発電設備を設置、電力は電力会社などに売却する。宮城県、福島県内への設置を年内に完了する予定。また、再生可能エネルギーを活用したバイオマス発電の事業化についても進めていく方針だ。
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