太平洋セメント 福島農地再生の共同研究契約

 太平洋セメント(東京都港区、福田修二社長)は、震災被害を受けた農地の保全と活用に関する研究開発を進め、福島復興と農業再生ニーズに応えるため、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター(福島市、石井秀樹特任准教授)と、エネルギー作物の栽培およびエネルギー転換を通じた農地再生の共同研究契約を締結し、南相馬市をモデルに研究を開始した。
 同共同研究では、太平洋セメントの持つバイオマス関連技術を活用し、耕作放棄された農地でソルガムなどのエネルギー作物の栽培と、それらの作物から発生するメタン発酵ガスによる発電、菜の花などの油脂作物の栽培とその搾油による食用油、バイオディーゼル燃料生産などを通じ、低利用な農地の保全・活用を進め、地域農業の再生を目指す。
 また、将来的には、エネルギー作物を利用したメタン発酵によるバイオガス発電での、地元へのエネルギー供給等の事業展開も検討していく計画だ。
 現在、南相馬の圃場で、太平洋セメントが数種のエネルギー作物の栽培実験を行い、メタン発酵によるガス発生効率の調査を実施。福島大学の石井特任准教授が、土地利用の現況調査を進めている。今後、太平洋セメントが単位面積当たりのバイオマスおよびエネルギーの発生量を評価し、福島大学が南相馬市を事例として、エネルギー生産ポテンシャルを試算する。


*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません

この記事を書いた人

THINK WASTE 編集部

こんにちは、THINK WASTE編集部です。ご覧いただき誠に有難うございます。国内外のリサイクルの取組事例や再生可能エネルギー技術、資源循環型社会構想など、先進的な廃棄物利活用に関する情報をお届けいたします。