三菱グループ、食を通じた資源循環の取り組み進める

三菱地所は幅広いプレイヤーと協力し、皇居外苑から回収された水草(ひし)を堆肥化し、その堆肥で育てた野菜の提供や、三菱ケミカルが開発した生分解性樹脂「BioPBS™」を使用した紙コップやストローを堆肥に混ぜ、その効果を測る実証実験を開始した。

三菱地所では2017年から環境省皇居外苑管理事務所と連携し、皇居外苑のお濠を中心とした水辺生態系の復元や、生物多様性保全を目指す取り組みを開始している。同プロジェクトの一環として2019年よりお濠から刈り取った水草(ひし)を堆肥化し、その堆肥を用いて栽培された野菜を買い取り、自社のカフェテリアなどで提供している。
また、農業用マルチフィルムや使い捨ての紙コップ・ストローなどに使用されている三菱ケミカルが開発した生分解性素材「BioPBS™」を使用した組みにも注力しており、三菱地所ではこれらの製品の使用後の活用に取り組んでいる。

三菱グループは、このような取り組みに賛同した企業や団体と連携しながら事業の拡大や実証事業に取り組んでいる。2020年より、八ヶ岳地域でBioPBS™製の紙コップやストローを堆肥に投入し、その効果と有効性を実証するプロジェクトを開始。今年に入ってからはさらにJリーグサッカークラブ「ギラヴァンツ北九州」と連携し、BioPBS™製の紙コップを起点とするコンポストによる循環型システム実現に向けた実証試験を開始した。

さらに、三菱地所のグループ会社、株式会社ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ(以下、ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ)では、今年8月よりロイヤルパークホテルズアンドリゾーツが運営する一部ホテルの飲食店などで使用するストローをBioPBS™製品に切り替え、三菱ケミカルの生分解性樹脂の堆肥化プロジェクトに参加している。加えて、8月下旬より皇居外苑から回収したひしの堆肥を使用して栽培された野菜を、ロイヤルパークホテルズの一部で提供する試みを開始した。

今後も三菱グループ全体での取り組みに注目だ。


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THINK WASTE 編集部

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