独SAP、循環型経済加速へ、持続可能な製品設計支援

11月8日、ドイツに拠点を置くヨーロッパ最大級のソフトウェア会社SAPは、持続可能な製品設計を支援するサービス「Responsible Design and Production」のリリースを発表した。プラスチック税など、企業活動における持続可能性に配慮した規制が制定される中、本サービスは循環型経済に即した企業活動への移行を促進する目的でアクセンチュアと共同開発された。

クラウド・ネイティブ・ソリューションの「Responsible Design and Production」は拡大生産者責任(EPR)義務やプラスチック税に対応しながら、企業活動の中心に循環の原則を組み込み、持続可能なビジネスモデルを提案していく。
SAP取締役の一員Scott Russell氏は、企業は限られた資源を有効に使用し、社会に価値を循環させることで循環型社会の実現において重要な役割を果たすとし、「Responsible Design and Production」がエシカルな素材を使用し、廃棄物が少ない持続可能な製品設計をする際に付随する、プロセスの複雑さを取り除く確固たるソリューションを提供すると述べた。

近年、特に消費財産業において持続可能な製品の生産が活発化する中、製品に使われる素材や、対応する規制に関する情報は日々複雑さが増している。この新たなサービスでは急速に変化する規制、特に製品包装やプラスチック関連の環境規制に対応しつつ、企業のサプライチェーンやマテリアルフローを可視化する。

マテリアルフローの可視化や持続可能な製品設計を支援するデジタル・ソリューションにより、拡大生産者責任(EPR)義務やプラスチック税を含む、製品のライフサイクル全体を把握でき、さらには静脈産業のコスト削減にもつながるという。

エレン・マッカーサー財団のAndrew Morlet CEOによれば、循環型社会の3つの重要な原則は、製品設計により廃棄物と汚染をなくし、製品や材料を循環させ、自然を再生産することだという。SAPの「Responsible Design and Production」はデジタル・ソリューソンの面から、環境に配慮した製品設計や使用する素材のライフサイクル追跡など、企業の循環型経済活動を支援する。


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THINK WASTE 編集部

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