
ZEエナジー ÖkoFENオコフェン社製ペレットボイラー独占販売

2000kW以下の「コンパクトバイオマス発電装置」を手掛けるZEエナジー(東京都港区、松下康平社長)は、7月29日、欧州におけるペレットボイラーのリーディングカンパニーであるÖkoFEN Forschungs- und Entwicklungsges.m.b.H.(オーストリア、CEO:Stefan Ortner、以下ÖkoFEN社)と日本国内におけるÖkoFEN社製ペレットボイラーの独占販売に関する基本合意書を締結したと発表した。
ÖkoFEN社は欧州におけるペレットボイラーのパイオニアで、オーストリアを中心に欧州に留まらず、アメリカでも事業を展開している。今回、ZEエナジーのバイオマス技術と、環境問題への取り組みを重視する事業理念が高く評価され、ÖkoFEN社初のアジア進出のパートナーとして、基本合意書の締結に至った。
ZEエナジーでは、事業展開の第一段階として、自社が全国展開する農業用ハウスの熱源として導入する予定。また、自治体や病院向け非常用発電システムとして40フィートコンテナタイプの移動型モデルを製造・販売、ハウスメーカーと共同で建売住宅に家庭用冷暖房型ボイラー発電システムとして導入し、電気消費量を大幅に削減するエコハウスの推進を計画している。冷暖房対応型のモデルは日本独自のもので、世界でも珍しい事例となる。
今後は、日本での販売を足がかりとしてアジア全域での販売体制を強化し、事業展開を図っていく方針だ。
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