タイでバイオエタノール製造コスト削減技術を実証

 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とタイ科学技術省国家イノベーション庁(NIA)は、タイ国内に設置したバイオエタノール製造プラントで進めてきた1年半に及ぶ運転で、高温発酵酵母の使用と、糖化と発酵を同時に進める操作方法(並行複発酵)を組み合せ、設備費の削減等を実証した。このパイロットプラントでの実証運転で得た知見、データから、スケールアップ機での製造コスト目標15タイバーツ/ℓが可能となり、バイオエタノール製造コスト削減技術の有効性を明らかにした。
 実証事業は2011年度から行われており(委託先:サッポロビール/磐田化学工業)、目標達成のために高温発酵酵母を開発、使用し、糖化と発酵を同時に進める操作方法(並行複発酵)を組み合せ、発酵工程における冷却エネルギーを低減、さらに酵素を投入するタイミング・投入量を工夫することで、発酵液粘度を下げることに成功した。
 NEDOとNIAは、今回の技術の有効性をキャッサバパルプエタノールの事業化に興味を持つ人々に周知するため、11月11日、タイ国バンコク市内で普及セミナーを開催。日本側からはNEDO土屋理事、委託先であるサッポロビールと磐田化学工業の技術員ら、タイ側からは、NIAパンアー長官、キャッサバ産業関係者、商社、エネルギー関連企業、化学系企業、学界関係者ら総勢約50名が出席した。


*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません

この記事を書いた人

THINK WASTE 編集部

こんにちは、THINK WASTE編集部です。ご覧いただき誠に有難うございます。国内外のリサイクルの取組事例や再生可能エネルギー技術、資源循環型社会構想など、先進的な廃棄物利活用に関する情報をお届けいたします。