
中国 ごみ分別の新技術が続々

1トンの古紙が処理工程を経て850キログラムの紙に生まれ変わる。1トンの廃棄ガラスも処理によってバスケットコートほどの平面ガラスに生まれ変わる。現在中国では、人々の間でごみ分別の意識が高まっており、分別や再処理は今や全国的な系統的プロセスだ。人民日報が伝えた。
中国では2000年からごみ分別制度が始まった。ここ数年は、新しい発展理念の下、各地方政府がIT技術、ごみ分別、再生可能資源の回収・利用を融合させ、「IT+分別回収モデル」を発展させている。
広州市と深セン市はさきにモバイルアプリケーションプラットフォームを打ち出して、ごみ分別の情報化管理を進めた。山東省青島市は昨年12月に初のスマートごみ分別回収ボックスの試行を実施。ポイント交換制度を取り入れて市民がごみ分別の習慣を身に着けるよう奨励している。
浙江省金華市金東区鎖園村では、各家庭に2つの色違いのごみ箱があり、ごみを分別している。同市は14年5月から農村の生活ごみ分別テスト事業を展開し、17年末までに市内の郷鎮を100%カバーし、美しく清潔になったこの村を訪れる観光客が増加している。
また、これまでは焼却処分されていた農作物の茎部分だが、今やバイオマス発電技術によって利用が可能になり、農業廃棄物の利用につながるとともに、エコ農業経済を形成している。養殖産業では、大規模な養殖農家や企業が科学技術を利用して、家畜ふん尿を加工して有機肥料にしたり、発電に利用したり、メタンガスを生成したりするケースが多くみられている。
※写真は参照サイトより引用
【参照サイト】https://news.biglobe.ne.jp/international/0320/rec_180320_5838101455.html