インド、国営石油会社が1,000億ルピーをバイオガスプラントに投資

 インドの国営石油マーケティング企業であるIOC、BPCL、HPCLが、インド全土にバイオガスプラントを建設する計画に1,000億ルピーの投資を計画していると、関係者が明らかにした。クリーンエネルギーを促進し、国の燃料輸入コストを削減することが狙いであるという。

 バイオ燃料政策が4月にリリースされる予定であり、政策では、Waste-to-Wealth(廃棄物を資産に)プロジェクトで1兆ルピー規模の投資機会が創出されるとしている。

 プラントでは、純度95%のメタンガスが精製される計画である。これは、天然ガスに近い構成であり、燃料使用が十分に期待される。天然ガスが化石燃料由来である一方、バイオガスは農業廃棄物や食品廃棄物からつくられる再生可能なエネルギーである。
 
 「IOCLはバイオガスプラントの導入を先頭に立って推進しており、農家は焼却していたバイオマスを燃料として提供することが可能となる。」関係者は語る。IOCLはインドの北部で事業をスタートさせ、BPCLとHPCLはその他の西部、南部、東部の地域でモデルを再現する計画である。2018年には42の施設が稼働可能になり、その後3〜4年で400以上まで施設を増やす計画である。

 「バイオガスプラントは多数でかつ同時進行で建設されなければならない。一日100t〜150tの稲わらの処理を可能にする。バイオガス施設は、焼却の脅威を和らげるだけでなく、農家に新たな収入源を与えるだろう。」

 バイオガスは、従来の天然ガスの供給インフラに適応できる。プラント建設の平均費用は4億~5億ルピー程である。生産コストは1リットルあたり23ルピー程度であり、天然ガスやガソリン、ディーゼルよりも安価である。

 インドは、国内エネルギー需要の1/3を輸入しており、世界で3番目の原油輸入大国である。バイオガスなどの導入によって、2030年までに輸入コストの半減を目指す。

※写真は参照サイトより

【参照サイト】Indian Oil, HPCL, BPCL to invest Rs10,000 crore for Bio-CNG plants


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THINK WASTE 編集部

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