
韓国、リサイクル廃棄物管理総合対策を発表、レジ袋禁止へ

韓国政府は、首相主宰の国政懸案点検調整会議を開き、関係官庁と合同で「リサイクル廃棄物管理総合対策」を発表した。
この対策では、2030年までにプラスチックごみの発生量を50%に削減し、リサイクル率をこれまでの34%から70%まで引き上げる方針だ。さらには、早ければ今年の10月には、スーパーでのレジ袋の使用を禁止し、2020年までに飲料ペットボトルを透明なものに転換する。
この対策には、製造、生産、流通、消費、分別、排出、収集、選別、リサイクルまでの段階別の改善策が提唱された。
特に、採算性が低いため、処理業者が収集を拒否していて問題になっていたビニール類は、22年までにリサイクル義務率を現在の66.6%から90%に引き上げる。出荷量全体に対しリサイクル費用を徴収し、リサイクル業界への援助を増やす方針も検討している。
また、人々の生活と密接に関係している流通/消費フェーズにおける過剰包装をなくし、使い捨て用品の使用を大幅に減らし、2022年までに使い捨てカップと使い捨てビニール袋の使用量を35%にまで削減することも決めた。使い捨てカップはコーヒーショップやファストフード店などとの自発的な協約を強化し、タンブラーを持参すると10%オフ、店内でマグカップを使用するとお代わり無料といったサービスを展開する予定だ。
スーパーでは、レジ袋の代わりにダンボールや指定ごみ袋を使用するようにし、店内でのビニール袋の使用量を50%削減する方針だ。
政府はこれに向け来月「資源の節約およびリサイクル促進に関する法律施行規則」改正作業に着手する。
※写真は参照サイトより引用
【参照サイト】http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2018/05/10/0900000000AJP20180510003500882.HTML