廃プラは燃料になるのか?フィンランドNeste , 英ReNew, 豪Licellaが協業

化学メーカー、リサイクルメーカー、そして技術開発企業が廃プラスチックの原料化でタッグを組んだ。

8月16日に発表されたそのコラボレーションは、フィンランドを本拠地とする石油精製及びケミカルマテリアルの大手Nesteが、イギリスのリサイクル企業ReNewとオーストラリアの技術開発企業のLicellaを率いて、廃プラスチックの工業的、商業的な活路の開発に挑む。

液体化したプラスチックの化石燃料代替の実現可能性調査に加え、新たなケミカルリサイクルプロセスも検討する。

Neste副社長Matti Lehmus氏は、この協業がリサイクルプラスチック製品の商業化を加速させると確信している。「我々は石油精製や素材、調査スキルに自信を持っているが、廃プラスチックを現実的に工業スケールにするためには、テクノロジーやバリューチェーン、法規制の面でまだまだ改革が必要だ。」彼は語る。

一方で、Nesteは小売大手のIKEAとも協業し、バイオマス由来の耐久性に優れかつリサイクル可能なプラスチックの開発にも取り組んでいる。廃食油などを原料とし、今年中には商業規模での生産開始を視野に入れている。

協業パートナーのReNewは、今回のコラボレーションとは別でLicellaと共に使用済みプラスチックを再び原料に再生するケミカルリサイクルプラントを建設している。これはNesteとの事業ではないが、将来廃プラスチックの有効活用という共通の目標を効率よく達成させるシナジーが期待でき、ヨーロッパが目指すサーキュラーエコノミーに貢献できると、LicellaのCEOであるLen Humphreys氏は意気込んでいる。

※写真はイメージ

Waste plastic as a fuel? Neste, ReNew and Licella launch collaboration


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THINK WASTE 編集部

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