LG化学、韓国企業初となる米バイオプラスチック工場建設

韓国LG化学は、世界大手穀物加工企業、米アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(以下ADM)と提携し、米国内において共同でバイオプラスチック工場の建設に乗り出した。韓国企業としては初の試みであり、ADMからのトウモロコシ由来バイオケミカル原料の安定供給をもとに、2025年から年間7万トン以上の生分解性バイオプラスチック、PLA(ポリ乳酸)*1の生産を目指す。
*1PLA(ポリ乳酸)とは、とうもろこし由来のグルコースを発酵・精製して加工したLA(高純度乳酸)を原料とする生分解性プラスチック。バイオ原料のみで製造され、最短で数ヶ月以内に微生物などによって自然分解される素材。

使い捨てプラスチックの使用規制の強化などでバイオプラスチック需要が世界で拡大する中、LG化学としては石油化学事業の転換を見据えつつ、バイオプラスチック市場を新たな成長分野と位置付け、本格的に開拓していきたい考えだ。ADMは高度なグルコース生産能力や発酵技術を有しており、バイオプラスチックの原料の安定供給を確保したいLG化学にとっては最良のパートナーと言える。一方バイオケミカル原料の販路拡大を目指すADMにとって、今回の協働は事業拡大に向けた好機と捉えている。

この計画の前段階として、今年9月にLG化学とADMはバイオプラスチックの原料となるLA(高純度乳酸)およびPLA(生分解収支・ポリ乳酸樹脂)合併法人設立へ向け主要条件合意書を交わしており、来年22年第1四半期に本契約を締結する予定だ。2023年の着工を目指しており、2025年までには7万5,000トンを生産できるPLA工場と、原料を供給するLA工場の建設を完成させたい考えだ。
両社は2019年から、環境にやさしバイオアクリル酸の量産技術確保に向け共同開発を行った背景があり、今回の合併工場設立へと繋がったという。


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