インド、拡大生産者責任(EPR)制度導入の動き

10月、インド環境・森林・気候変動省は、2016年に制定された「プラスチック管理規則」の規則9(1)に基づき、拡大生産者責任(EPR)制度の導入に向けた草案を発表した。この制度は消費前(pre-consumer)と消費後(post-consumer)の両方のプラスチック包装材廃棄物に適応される予定だ。
2016年に制定された「プラスチック管理規則」は、プラスチック廃棄物排出者に対してポイ捨てを予防し、発生場所で分別・保管を行い、廃棄物を地方自治体、もしくは地方自治体から認可を受けた業者に引き渡すことなど、プラスチック廃棄物を最小に抑えるための措置を定めている。加えてこの規則では地方自治体、グラム・パンチャヤート(村自治組織)、排出者、小売業者、露天商などの責任を定めている。

インド環境・森林・気候変動省は、今回の公表から60日間の間、利害関係者からの申し立てを受け付けており、その後最終通知が発行される予定だ。拡大生産者責任(EPR)制度とは、生産者が生産した製品のライフサイクルの最後まで責任を負い、消費者が廃棄した後に回収する責任を持つことを意味する。今回の場合、生産者は消費者がプラスチック包装材を使用した後、回収しリサイクルもしくは処理する責任を負う事になる。

インド・アジア通信が9月に報道しているように、この草案ではEPRのフレームワークを提供すると共に、効率的なEPR実施のため、生産者、輸入業者、ブランドオーナー、インド中央公害管理局(CPCB) 、 州公害管理局(SPCB) 、 公害管理委員会(PCC)、リサイクル業者および廃棄物処理業者の役割と責任を明示しいる。

今回の草案では、生産者、輸入業者、ブランドオーナーにEPRが適用され、以下の3つのプラスチック包装カテゴリーがEPRの対象となる。
・硬質プラスチック包装材
・軟質プラスチック包装材(単層もしくは異なるプラスチックによる多層)
:プラスチックシートやそれらで作られているカバー、キャリーバッグ(堆肥化可能プラスチックを含む)、プラスチックの小袋やパウチ
・複合プラスチック包装材
:少なくとも1層のプラスチックとプラスチック以外の素材の層でできているもの。


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