化粧品ボトルリサイクル、「ポンプ問題」解決へ

ロサンゼルスに拠点を置く化粧品メーカー、ダーマロジカは、今年早々にもリサイクル可能なポンプを、同社のベストセラー商品である洗顔剤の容器に使用することを発表した。ダーマロジカは、2025年までに全ての容器を再利用、リサイクル、もしくはコンポスト可能にするという目標を掲げており、目標へ一歩前進した。

ダーマロジカの経営最高責任者Aurelian Lisによれば、美容業界には「ポンプ問題」と呼ばれるものがある。ポンプは化粧品容器に幅広く使用されているものの、ほぼ全てのプラスチックポンプは内部に金属製のスプリングを使用しており、リサイクルが困難であると同時に、リサイクル工場にとっても悩みの種となっている。ダーマロジカは金属製のスプリングをポリエチレン製のスプリングに代替することにより、リサイクルを可能にした。新たに開発されたポンプは従来製品よりも軽く、さらにはバージンプラスチックの使用量も削減されているという。

画像:元記事から引用

今回の開発にあたりダーマロジカは、世界的な容器包装企業アプター(Apter)と協働してる。アプターはエコデザインの原則を取り入れた容器の生産を行っており、プラスチックリサイクル協会やRecyClassなどの業界横断的にリサイクル性の向上に取り組む団体からも、その活動が認められている。

今回の発表に加え、ダーマロジカは「Healthy Skin, Healthy Planetイニシアチブ」に取り組んでおり、ポストコンシューマー(PCR)材を50%使用した新たなボトルの導入にも取り組んでいる。PCR材の導入は2021年初頭から開始されており、2025年までにメイク落としなどのクレンザー系商品や化粧水などのトナー系商品への拡大を目指している。
今回開発されたポンプは2022年中に販売が開始される予定だ。

Aurelian Lisは、この新たなリサイクル可能なモノマテリアルポンプの導入は、他企業へのポジティブなプレッシャーになるのではないかと述べた。


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