プラ選別機最先端メーカーTOMRA、廃木材リサイクル専門チームを編成

TOMRA Recyclingは、最先端のセンサー式選別技術を活用して、木材パネルメーカーとの長年のパートナーシップにより廃木材の利用とリサイクルを最大限に促進するための支援を行ってきた。同社は先日、木材を種類別に分別するディープラーニングを用いた新しい選別機をリリースし、今回新たに木材の専門チームを編成したと公表した。

新しく任命された木材セグメントマネージャーは、高度な技術を持つ廃材のスペシャリスト、サービスキーアカウントマネージャーとともに、第一の目標としてこれまで利用できなかった廃材リサイクルのためのソリューションを提供し、二つ目にリサイクル材の品質を高め、木質パネルメーカーの新製品製造のための品質要件を満たすために戦略的に投資を行う姿勢だ。

廃木材リサイクルの新たな可能性

現在、廃木材のリサイクルの主な用途は、チップボードの製造である。木質パネル業界は、リサイクル廃材の非常に高い市場需要に応えることと、幅なコスト削減、天然資源の保護、CO2排出量の削減の利益を得ることができる。」

廃木材リサイクルの利点と市場動向にもかかわらず、インフラの不足がこの分野の発展を妨げているという。中欧では廃材の回収からリサイクル、再利用まで、廃材の管理がうまく行われている一方で、中欧以外の廃材市場はまだ初期段階にある。例えばイタリアでは、年間約200万トンの廃材が回収され、そのうち63%がリサイクルされ、パネルボードに生まれ変わる。その結果、年間約200万トンのCO2が削減され、イタリアの環境保護に貢献している。一方、EUや米国では、年間約1億トンの廃材がリサイクルされていない。この数字は、廃材を効果的に回収、分別、リサイクルするための総合的な資源システムを導入することで、未開発の機会を利用できることを示している。

センサー式選別技術

チップボードメーカーがリサイクル率を高め、持続可能な木材管理を推進するためには、廃材の切り込みから純粋な材料を回収するための最適なプロセスと高度な技術が必要だ。リサイクル業者とチップボードメーカーは、業界の要求に対応し、市場とともに進化するために、適切な選別技術に投資することが推奨される。

2012年以来、TOMRAは廃材を選別し、高純度のクリーンなウッドチップを回収している。TOMRAのX-TRACTユニットにより、リサイクル業者やチップボードメーカーは、X線透過(XRT)技術を使用して不活性材料、金属、ガラスなどの不純物を除去し、副原料に優れた純度レベルを提供することができるようになる。

TOMRA Recyclingの副社長兼グローバルセールス&マーケティング責任者であるFabrizio Radice氏は、次のように結論付けている。「TOMRAは、循環型廃棄物管理に取り組んでいる。このチームの専門知識と当社の最新技術を組み合わせることで、リサイクル業者とチップボードメーカーが両方の市場の要求を満たし、環境への影響を最小限に抑えながら事業の可能性を最大限に活用できるよう支援する。今後数年間、私たちはこの発展途上の分野に多額の投資を行い、ある企業の廃棄物が別の企業の貴重な資源となる機会を促進し、廃材のループを完全に閉じることを計画している 。」


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THINK WASTE 編集部

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