JFEエンジ、蘭Priva社とスマートアグリで協業

JFEエンジニアリング(東京都千代田区)が、地域および作物毎に最適化したスマートアグリプラントの拡販に向けて、オランダPriva社(Zijlweg)と協業することで合意したことを2014年6月に発表した。

Priva社は、温室栽培用統合環境制御および養液供給システムにおいて世界シェア70%を占める最大手。欧州、米国、中南米、アジアと幅広い地域でシステムを提供している。

JFEエンジニアリングは現在、関連会社のJファーム苫小牧(北海道苫小牧市)を通じて農業ビジネスを展開しており、2014年8月に、天然ガスやバイオマスをエネルギー源とするトリジェネレーションシステム(電気・熱・CO2の併給)を備えたスマートアグリプラントにおいて、町村信孝衆議院議員、高橋はるみ北海道知事、岩倉博文苫小牧市長をはじめ約150名の関係者を招いた完成式典を行い、農作物生産事業を開始した。8月第4週よりベビーリーフの出荷を開始し、10月からはトマトを出荷する予定としている。

また、2014年12月には、このプラントの敷地内にバイオマスボイラ設備を設置し、木質チップを燃料として熱・CO2を供給することで、天然ガスが供給されていない地域でも稼動できるスマートアグリプラントのモデル実証を開始する予定としている。

Priva社との協業は、同社の世界標準のシステムに、天然ガスやバイオマス、太陽光、地熱などのエネルギー利用技術を組み合わせて地域の気候やエネルギー事情に最適化し、高効率な栽培を実現したスマートアグリプラントを提供するのが狙いだ。

このスマートアグリプラントは、幅広い顧客ニーズに応じてシステムをカスタマイズすることで、高糖度トマトなどの高付加価値作物の栽培も可能になるという。JFEエンジニアリング事態も、横浜本社内の試験温室にて、従来の3倍の糖度を有するトマトなど、高付加価値作物の栽培技術を開発中。自社事業の拡大にも役立つものとみられる。

JFEエンジニアリングは、同社がサービスを展開する、日本、アジア(中国、韓国を除く)、極東ロシア(サハリン、ウラジオストック、ハバロフスク等)の地域を対象に、スマートアグリプラントのソリューション提案を積極的に展開し、事業拡大を図るという。

 

スマートアグリプラント外観

スマートアグリプラント外観

 

始動したスマートアグリプラント内部

始動したスマートアグリプラント内部

 


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THINK WASTE 編集部

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