
島根県 ICT林業をテーマに講演会開催

島根県は10月29日、島根浜田ワシントンプラザホテルで、木質バイオマス発電と循環型林業についての講演会を開催する。
同県では、松江市、江津市で木質バイオマス発電の稼働を開始しており、木質バイオマスチップの安定供給が求められている。木質バイオマスチップの供給には、林地残材を含む森林資源の有効活用が必須であり、これらの積極的な木材利用は、山元への利益還元を可能にするとともに、森林資源を適切に整備する「伐って・使って・植えて・育てる」循環型林業の確立にも寄与する。
今回の講演では、鹿児島大学の寺岡行雄教授が、木質バイオマス発電事業の現状と、循環型林業の確立に向けた新たな取り組みであるICT林業について講演する。ICT林業とは、森林の現況、森林計画、木材生産などをコンピュータで管理し、林業経営や森林管理に活かそうというもの。現在、国において、研究開発が行われている。
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