粗大ごみの処理料金を画像認識で判定

法人向けネットオークションのオークネットは中古車の車種判定で培った人工知能(AI)技術を応用する。NTT系と組み、粗大ゴミを撮影するとゴミの種類を判別するチャットボットを開発した。利用者はチャット上で回収料金までわかる。回収窓口のコールセンター業務は大きな負担となっている。市民サービス向上と職員の人件費軽減につながるシステムとして自治体に売り込む。

オークネットのシステム開発子会社、オークネット・アイビーエス(東京・港)がコールセンター運営のNTTネクシア(札幌市)とシステム開発のNTTテクノクロス(東京・港)と組み、粗大ゴミを判別するチャットボットを開発した。アイビーエスの画像認識システム「ソダイ ビジョン API」と、テクノクロスのチャットボット技術を組み合わせた。

納入第1弾として、横浜市の粗大ゴミ紹介サイト上に、チャットボットを設置した。チャットを開き、画面の指示に従ってゴミを撮影した写真を送信する。そうするとAIが自動で画像を認識し、複数の選択肢を提示する。

例えばオフィス向けの椅子の画像を送るとソファ、椅子、ズボンプレッサーというように選択肢が出てくる。一番近いものを選ぶと、粗大ゴミ処理の手数料が提示される。捨て方も説明する。24時間自動で応答する。

チャットボットは粗大ゴミは225品目、粗大ゴミ以外も72品目を認識する。全国の自治体の粗大ゴミに対応できるという。粗大ゴミでないものは、可燃ゴミや不燃ゴミといった案内も行う。例えばスマホの画像を送ると「ショップ等で回収している」などと返答する。認識がうまくいかない場合は、有人のチャットに切り替えることもできる。

捨てるゴミの種類や、手数料がいくらになるかなどを自分で調べるのは難しい。電話でオペレーターに問い合わせても、正式な名前が分からないと説明に時間がかかる。

開発したシステムを導入することで、ホームページ上でわからなかった場合の電話での問い合わせや、粗大ゴミの品目を特定する時間を削減できる。まずは横浜市でコールセンターの1カ月の稼働時間を150~200時間削減することを狙う。システムは初期費用無料で月額5万円から利用できる。今後3年で30自治体への納入を目指す。

※写真はイメージ

【引用サイト】粗大ゴミの処理料金、スマホカメラ画像で一発判定


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THINK WASTE 編集部

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