ハイパースペクトラル画像とAIを活用したプラスチック選別技術、カナダの助成金を獲得

超高解像度の可視化赤外(ハイパースペクトラル)画像を用いてAIから洞察を導き出す技術を提供するMetaspectral社(以下「同社」)は、CleanBC Plastics Action Fundから30万ドル(約3300万円)以上の助成金を獲得した。この基金は、ブリティッシュ・コロンビア州政府が出資し、Alacrity Cleantech社が運営している。

CleanBC Plastics Action Fundは、使用済みプラスチックから価値を生み出すブリティッシュ・コロンビア州の企業を支援するもので、製品の製造にリサイクル素材を多く使用することで、埋め立て処理に回るプラスチックを削減することを目的としている。

同社は今回の資金を

①消費者から出るごみの分別
②材料処理の効率化
③消費者からのリサイクルプラスチックの品質向上

の3点を目的とした、コンピュータビジョン、人工知能、ロボット工学の開発に使用し、2021年12月31日までに完了する予定だ。

同社によると、超高解像度のハイパースペクトラル画像を使用することで、AIはプラスチックの種類を効率的に区別(人間が肉眼で透明なプラスチックの種類を区別することは不可能)し、正確かつ容易に分別することができるという。

同社は、この技術がプラスチックの循環型経済を支え、より質の高いリサイクルプラスチックを使用するメーカーが増えることで、地域のリサイクル処理能力が向上することを期待している。同社の技術は、これらの目標を達成するための重要な力になるだろうと述べている。 また、同社は、カナダ政府の「Greening Government(政府の緑化)」戦略にも貢献しており、2030年までにプラスチックのリサイクル率を現在の9%から75%に引き上げることを目指している。


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