英政府、来年4月施行のプラスチック包装税の詳細発表

イギリス歳入関税庁は2022年4月から始まる新たなプラスチック包装税(Plastic Packeging Tax、以下PPT)に関する詳細なガイドラインを発表した。

今回のPPTはケミカル・マテリアルリサイクルプラスチックの含有量が30%未満のものが対象になり、さらにはバイオプラスチックや生分解性プラスチック、堆肥化可能プラスチックや酸化型生分解性プラスチックも対象となる。加えて30%以上のリサイクルプラスチックを含む場合や、なんらかの理由で現在免税されている場合であっても、年間10トン以上のプラスチック包装材を生産、または輸入する全ての業者が今回のPPTの対象となる。輸出目的に製造され、12ヶ月以内に輸出される包装材の場合は免税される。プラスチック包装を製造、輸入する全ての業者は取り扱う全てのプラスチック包装材を記録し、報告する義務が課せられる。

複数の素材で構成された包装材の場合、プラスチックの割合が他の素材よりも大きい場合PPTの対象となり、包装材総重量がプラスチックとして計量され、その重量に応じて課税される。英国で製造、もしくは英国に輸入されるプラスチック包装1トンあたり200ポンド(約3万円)が課税される。また、イギリス国内で押し出し加工、成形、印刷など、大幅な加工が施されたものも課税の対象になる。一方、商品の梱包や充填を行う企業や輸入企業は、それらの作業の前に大幅な加工を行う場合のみPPTの対象とみなされる。

プラスチック製のフードトレイ、商品保護のためのプラスチックフィルム、再利用可能なプラスチックボックス、プラスチック製キャリーバッグ、使い捨てプラスチックコップなどは全て課税の対象となる。また、これらのリストに含まれないものでも使い捨てを前提とした包装材は課税される可能性がある。

PPTに含まれない製品は以下の3つのカテゴリーに分類される。

  1. 製品が包装ではなく、保管を主な目的としているもの(これらには工具箱、イヤフォンケース、救急箱などが含まれる)
  2. 吸入器や室内消臭剤など、消費者の使用にあたり包装が必須であるもの
  3. 店内における売り場備品や陳列棚など、消費者に商品を提示するという特定の目的のために作られ、また、同じ用途で再利用が可能なもの

英国国内における空輸や海運、鉄道を使った輸入品輸送の際に使われるプラスチック包装や、医薬品のための包装、もしくは包装以外の用途として長期間使用可能なものは対象外となる。しかし、これらの製品も年間プラスチック取扱量を計算するときには加算される。


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THINK WASTE 編集部

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