神戸市、官民共同で詰め替えパックの水平リサイクルへ

神戸市は9月29日、大手日用品メーカーの花王やライオン、さらには生活協同組合コープこうべなど計16の企業と団体と共同で、シャンプーや洗剤の詰め替えパックの水平リサイクルへ向けた実証事業を始めると発表した。神戸市内の小売店に回収ボックスを設置し、分別回収を行う。開始1年で5トンの回収を目指しており、官民共同で行われるこの規模の水平リサイクル事業は日本初だという。2023年を目処に水平リサイクル実現を目指す。

今回のプロジェクトには、上記日用品メーカーに加え、小林製薬、P&Gジャパン、アース製薬、ダイエー、ウエルシア薬局などの小売店・日用品メーカーの他、廃棄物リサイクルを行っているアミタホールディングスが参加する。

現在、詰め替えパックはプラスチック容器削減に大きく貢献しており、年間約5万トンが使用されている。しかし、一方で詰め替えパックは多層構造フィルムを使用しておりリサイクルが難しいため、多くが焼却処理されているのが現状だ。

10月1日から神戸市内75の店舗に設置した回収ボックスで詰め替え用パックを回収し、その後メーカー別の回収量や洗浄状況などの分析を行う。加えて、回収したものの一部を花王の和歌山研究所に持ち込み水平リサイクルへ向けた研究開発を行う。

この官民共同事業を通して、効率的で低コストな水平リサイクルモデルの確立による廃プラスチック問題改善につなげたい考えだ。


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THINK WASTE 編集部

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