
北那須浄化センター 消化ガス発電開始

5月1日、栃木県の北那須浄化センターで消化ガス発電設備が発電を開始した。
同浄化センターでは、これまで利用されずに焼却処理されていた消化ガスを積極的に活用し、持続的発展が可能な循環型社会の形成に寄与するとともに、下水処理場の維持管理に係る経費等の削減を目的に、平成25年度から消化ガス発電事業に着手し、整備を進めてきた。
北那須浄化センターは、昭和53年度に整備された施設で、現在、那須塩原市と大田原市の2市を対象に1日あたり4万4400トンの下水を処理している。発電設備は200kWのガスエンジン(25kW×8台)で、年間発電量は約140万kWhを見込む。事業費は約4.5億円。同事業によって削減される年間維持管理費は、約18百万円を想定している。
栃木県では、鬼怒川上流流域下水道(中央処理区)県央浄化センターで平成27年2月1日、鬼怒川上流流域下水道(上流処理区)鬼怒川上流浄化センター及び巴波川流域下水道(巴波川処理区)巴波川浄化センターで平成27年4月1日から消化ガス発電を開始しており、今回発電を開始する北那須浄化センターを含め、事業に着手した全ての箇所で消化ガス発電を実施している。
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