グリーン建材(木材・プラスチック再生複合材(WPRC))に関する国際標準が発行

日本の提案により資源循環型社会の実現に資する木材・プラスチック再生複合材(WPRC)の環境仕様に関する国際標準が発行された。これにより、環境性能に優れた日本製品の国際市場での適正な評価と一層の普及拡大が期待される。

 木材・プラスチック再生複合材(Wood Plastic Recycled Composites:以下「WPRC」。)は、環境に配慮した持続可能な資源循環型社会の実現を目指すために開発された建材。WPRCの主な原料は、廃棄物由来の木質原料(住宅・建築物を解体した際に発生した廃材等)とプラスチック原料(容器・包装のリサイクル材等)で、これらを溶融・混合化し、用途に応じた形状に成形して製造される。高い環境性能に加え、木とプラスチックの特性が活かされた材料であることから、商業・公共施設の歩行者デッキや建築壁面用ルーバーをはじめ、様々な場面で使用されている。

 今回、発行された国際標準(ISO 20819:木材・プラスチック再生複合材‐環境仕様)の主なポイントは、以下の通りである。

◯ WPRCの定義、原料に用いるリサイクル材料等の種類及び配合割合、並びにWPRCに要求される基本特性等について規定した。
◯ 具体的には、WPRCを、原料にリサイクル材料等を質量割合で40%以上有するものと定義した。また、基本特性として、揮発性物質(ホルムアルデヒド)放散量や有害物質溶出量の安全性について規定した。
◯ 原料の受入れ時に品質を証明するため、バージン材料又はリサイクル材料であることを確認する旨、規定した。

 本規格の発行により、日本の環境性能に優れた製品の国際市場での適正な評価と一層の普及拡大が期待されると共に、国連SDGs目標12(持続可能な消費と生産:再利用を通して廃棄物の発生を大幅に削減する)の達成にもつながることが期待される。
今後、省エネ効果のある高日射反射率塗料や節水型の温水洗浄便座等の国際標準の開発や、良質なグリーン建材・設備製品の市場成長が著しいASEAN諸国(ベトナム、インドネシア等)への規格の普及にも、日本が主導して積極的に取り組んでいく計画である。

写真は参照サイトより引用

【参照サイト】http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180403003/20180403003.html


*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません

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THINK WASTE 編集部

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