
味の素 プラスチック廃棄物のゼロ化計画

味の素の西井孝明社長は20日の説明会で、同社グループ全体でのプラスチック廃棄量を2030年度にゼロ化する方針を示した。20年度を開始年度とする次期中期経営計画に盛り込む。
同社は製品の包装材などにプラスチック素材を使っており、17年度の年間使用量は6万5000トン。このうち4割が国内、6割が海外で消費される。
廃棄量ゼロ化実現に向け、包装形状変更や代替素材への切り替え、リサイクルしやすいように複合材を単一素材にすることなどでプラ製品の使用量削減を図る。工場のボイラーの燃料に廃プラ由来のペレットを用いることで熱エネルギーとして資源回収する「サーマルリサイクル」なども活用する。
使用量6割を占める海外では、日本に比べてリサイクルの仕組みが確立していない国・地域もあり「製品の品質保持が難しくなるようではフードロスが起きてしまう。(リサイクルそのものができるように)社会への働きかけも行う」(西井氏)という。
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【引用サイト】味の素、プラ廃棄量ゼロ化盛り込む 30年度方針
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