使用済紙おむつリサイクルを促進する新技術を開発

株式会社日本触媒(以下「日本触媒」)と株式会社リブドゥコーポレーション(以下「リブドゥコーポレーション」)、トータルケア・システム株式会社(以下「トータルケア・システム」)の3社は、使用済み紙おむつの高吸水性樹脂(以下SAP)に関する新たなリサイクル技術を開発した。

紙おむつは主に紙パルプ、プラスチック、SAPで構成されており、トータルケア・システムではリサイクル処理後の紙パルプは建築資材の原料(外壁材、内装材等)として利用し、プラスチックはサーマルリサイクル(焼却し熱利用)をしていた。尿を吸収して大きく膨らんだSAPは紙パルプの回収率を定価させたり、SAPを回収しても性能ていかが大きく再利用が難しい、という課題があった。
これらの課題に対し3社は、以下の技術開発に成功した。

 ・大きく膨らんだSAPに処理を施すことで紙パルプとの分離性を高め、紙パルプ回収率を高める技術
 ・SAPの性能低下を最小限に抑えて回収する技術

この技術はリサイクル時の省エネ化や河川等の水質保全も配慮していると同時に、日本触媒製造の全SAP、世界中の様々なSAPにも適用できる技術だという。今後は、この技術を実用レベルまで高めるとともに素材原料メーカー、紙おむつメーカー、リサイクル事業者である3社が協力してリサイクルしやすい素材開発と実用化を進める計画だ。

環境省では2020年3月に「使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を公表しており、国土交通省でも新下水道ビジョン加速戦略に基づき下水道への紙おむつ受入のためのガイドライン策定を目指している。使用量が増加し続ける紙おむつに対して、リサイクルの促進が期待される。

【引用元】
 https://www.shokubai.co.jp/ja/news/news0436.html

※本記事に掲載している写真と本文は関係がありません


【引用元】
*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません

この記事を書いた人

THINK WASTE 編集部

こんにちは、THINK WASTE編集部です。ご覧いただき誠に有難うございます。国内外のリサイクルの取組事例や再生可能エネルギー技術、資源循環型社会構想など、先進的な廃棄物利活用に関する情報をお届けいたします。