H&Mも認めた再生素材「RENU」

伊藤忠商事の再生素材「RENU(レニュー)」がスウェーデンのアパレル大手H&M(へネス・アンド・マウリッツ)のサステナブル・コレクションに採用された。

画像:引用元の記事から引用

RENUは生地の切れ端や古着を、分子レベルまで分解・再結合して作る再生ポリエステル繊維だ。一般的な再生ポリエステルは、使用済みペットボトルのケミカルリサイクルを経て糸として仕上げているが、昨今ペットボトルは「ボトルtoボトル」の水平リサイクル技術が進んでおり、多くの食品メーカーが使用済みペットボトルの再生に乗り出している。そんな中、将来的に衣料品に回る分が制限される可能性が高い。
RENUは「繊維から繊維」への再利用が可能である点で期待されている。

グローバルブランドは日本に先行しており、H&Mは「遅くとも2030年までに再生ポリエステルなど、持続可能な素材やリサイクルされた資源だけを使う」と宣言。アディダスも24年までに、ポリエステルを全てリサイクル素材へ移行することを目指すなど、大手ブランドは次々と高い目標を掲げている。

日本企業では、カジュアル衣料のアダストリアやファミリーマートがプライベートブランドの衣料品で採用しており、ファーストリテイリング傘下のGUも今年の秋冬モデルに活用する予定だそうだ。

RENUは、世界の繊維工場である中国に製造工場を置くことで、記事の切れ端を周囲の繊維工場から集めて効率よく活用している。染色や張り、加工のしやすさ等の品質も従来の再生ポリエステルより高く評価されており、H&Mの衣料品のように、デザイン性が高い衣料品に使われるレベルに達している。

「アフターコロナ」の世界では、「社会課題を解決する企業こそが持続的なビジネスモデルに繋がり、企業の競争力になる」(鎌倉投信の鎌田恭幸社長)という流れが生まれている。実際にペットボトルの水平リサイクルの主流化に伴い、繊維もダウンサイクルではなく、「繊維から繊維」への水平リサイクルが主流になりつつあり、それらの取り組みが企業価値を高めることにも繋がるのではないだろうか。


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THINK WASTE 編集部

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