アミタ 液肥散布業務を本格化

 アミタホールディングス(本社:京都市中京区、熊野英介社長)の事業会社であるアミタは、2015年秋に予定している宮城県南三陸町でのバイオガス事業開始に先立ち、同町で液肥普及のための散布事業を本格化する。

 液肥とは、町内で排出された生ごみ等の原料からバイオガスを取り出した後に残る液状の副産物。窒素やカリウムなどの肥料成分を含んでいるため、有機質肥料として利用することができ、国の定めた公定規格(肥料登録)により、品質が保証される。アミタは同町より液肥普及業務を委託されており、4月から本格的な啓発・散布活動を実施している。

 南三陸町のバイオガス事業では、町内の住宅や店舗から排出される生ごみやし尿汚泥など、有機系廃棄物を発酵処理し、バイオガスと液体肥料を生成。バイオガスは発電に用いるなど施設内で利用し、液肥は肥料として農地に散布する。これまで廃棄物として処理されていた生ごみが地産地消のエネルギー・資源として地域内で循環する仕組みだ。また、バイオガス施設は地産地消のエネルギー循環の起点となるため、大規模災害が発生した際のエネルギー供給源としても利用できる。

 アミタは、液肥散布業務の本格化にあたり、4月23日に南三陸町入谷地区内で液肥散布の模様を公開。専用の液肥散布車を使用し、アミタと事業提携する山藤運輸(南三陸町)の社員らが、8アールの田んぼに4トンの液肥を散布した。

液肥散布車
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南三陸町バイオマス産業都市構想
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THINK WASTE 編集部

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