
バイオマスの利活用を考える 第9回スターリングエンジン講演会 開催

NPO日本スターリングエンジン普及協会は、10月23日、都道府県会館(東京都千代田区)で「第9回スターリングエンジン講演会」を開催する。
スターリングエンジンとは、19世紀初頭にスコットランドの牧師ロバート・スターリングによって発明された、人に優しい、安全な熱空気エンジン。その特徴は外燃機関であることだ。スターリングエンジンを加熱するエネルギーには化石燃料のほか、各種バイオマスや太陽熱、排熱が利用できる。
近年、資源・環境の両面から大きな期待が寄せられ、昨年11月には電気事業法改正により、スターリングエンジンの法的位置づけがなされ、実用化・普及の基盤が出来上がった。しかし、本格的普及にはエンジンの完成に加え、熱源となるバイオマスの利活用・燃焼技術が重要となる。
今回の講演は、同協会が、今後ますます重要性を増していくバイオマス利用を考える第一歩とすべく企画した。当日は「世界の実用スターリングエンジンの動向」、「木質バイオマス利用の現状と課題」、「ADMIEXCOエンジンの開発状況とビジネス構想」、「産業廃棄物処理におけるスターリングエンジンの可能性」などをテーマに演者が講演する。
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