空中栽培サツマイモで発電に挑戦!

滋賀県湖南市では、地域自然エネルギー基本条例に基づいた取り組みを推進するため、平成2015年2月に「湖南市地域自然エネルギー地域活性化戦略プラン」を策定した。バイオマス燃料製造プロジェクトの中では、芋(サツマイモ)をバイオマス発電に有効な燃料として位置付けており、栽培から多くの人の関わることから、農業・福祉・エネルギーをつなぐまちづくりを可能にするとして期待されている。

こうした市の取組みの一環として、近畿大学 生物理工学部では、10月3日、鈴木高広教授が推奨している空中栽培法によるサツマイモの収穫を行うとともに、バイオガス発電の実証実験や地域おこし協力隊によるサツマイモスイーツの試食会を行う。

イモ発電とは、サツマイモを発酵させ、メタンガスを発生させ、そのガスで電気と熱を創り出す発電法。作った電気と熱は風呂などの身近なエネルギーとして活用する。

国内の芋の平均年間収量は15 MJ/m2ほど。一方、初夏の快晴の日には、農地に1日で30 MJ/m2も太陽光が降り注いでいる。太陽光を無駄なくバイオマスに変換するには、空間的に作物を栽培し受光面積を広げればよい。芋を国内で空間大量栽培すれば、原子力と化石燃料を全量代替するエネルギーとして有望だ。

炭酸ガス排出量の大幅削減と食糧問題の解決にも役立つ芋エネルギーの研究は実用化に近づいてきた。近畿大学生物理工学部では、芋の空間栽培法は、日本の年間消費エネルギー2000 万TJ を毎年供給することができ、化石燃料の輸入費用年20 兆円を国内農家に振り向け、地域産業を活性化する切り札になるとして、研究に力を入れている。


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THINK WASTE 編集部

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