
山形県 バイオガス利活用勉強会

山形県村山総合支庁保健福祉環境部は1月26日(火)、山形村山総合支庁(山形市鉄砲町)で「メタン発酵バイオガス利活用勉強会」を開催する。
食品残渣や家畜糞尿、排水汚泥などのバイオマス資源は、メタン発酵によりバイオガスを生産することができる。これら廃棄物系バイオマスの有効活用は、地球温暖化をはじめとした環境への負荷軽減だけでなく、企業であれば自社内の廃棄物を利用して熱・電気を利用するエネルギーの自産自消にもつながる。同勉強会では、メタン発酵の仕組みを勉強するとともに、企業が取組んでいる事例を紹介する。
勉強会では、「メタン発酵の仕組み」について、山形県村山総合支庁保健福祉環境部が説明。その後、事例紹介として福島市に本社工場のある「内池醸造」の島貫茂文工場長が、「メタンガス発電の導入検討から設備の設置と売電実績について」と題し講演する。
内池醸造は平成26年に、東北初となるメタンガス発電の低圧系統連携施設を完成させた。同社は1861年の創業以来、醤油・味噌を作り続けている。製造工程からです排水処理を7年前にメタン発酵処理に切り替えた。この切り替えにより、節電と汚泥発生量の削減に成功している。また、平成26年にガスコージェネレーションを設置し、固定価格買取制度による売電を実施している。
*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません