月島機械 埼玉県と共同研究 消化ガスから水素製造

月島機械(東京都中央区、山田和彦社長)は、埼玉県(上田清司知事)と「下水処理場から発生する消化ガスからの水素製造」における共同研究の実施に関し、協定書を締結した。同研究は、下水処理場で発生する消化ガスから水素を製造する共同研究で、埼玉県下の東松山市高坂浄化センターで行う。実施期間は、平成27年12月から29年度。実証試験は平成28年11月からを予定している。
 下水汚泥処理の過程で発生する消化ガスは、メタンを主成分とする可燃性ガスであり、再生可能エネルギー源であることから地球温暖化対策の一つとして有効利用が期待されている。使用時にCO2を排出しないクリーンなエネルギーである水素は、燃料電池自動車や家庭用燃料電池等、さまざまな社会展開が行われている一方で、天然ガスや石油等化石燃料から製造する水素では、CO2排出抑制効果が小さくなることが課題の一つだ。
 月島機械の目指す消化ガスからの水素は、下水汚泥を原料とする再生可能エネルギーであり、カーボンフリーな水素となる。
 実証試験では、①施設で発生した消化ガスを精製し濃縮性能を確認、②精製した消化ガスから水素を製造し、燃料電池自動車燃料の規格を満足する水素品質が確保されているかを確認、③製造した水素の利用可能性の調査、等を行う予定だ。


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