ZEデザイン バイオマス発電所開設へ、長野県栄村と覚書を締結

再生可能エネルギー発電を手がけるZEデザイン(京都市中京区、西枝英幸代表)と、2000kW以下の「コンパクトバイオマス発電装置」を手がけるZEエナジー(東京都港区、松下康代表)は、3月22日(火)、長野県の栄村(島田茂樹村長)と木質バイオマスガス化発電事業協力体制構築に関する覚書を締結した。
今回の覚書は、ZEデザインが栄村で計画する発電施設の開設に向け、ZEデザイン、ZEエナジー、栄村の三者が一体となり、地元の豊富な森林資源・未利用材のエネルギー利用による地域復興と活性化・雇用創出を目指していくことを目的としている。
 栄村は、東日本大震災翌日に最大震度6強の地震で大きな被害を受け、住宅の全半壊、一部損壊が約700棟に上った地域。エネルギーの地産地消が可能で災害時の非常用電源としても有用性がある小規模バイオマス発電所は、重要な役割を担う。
発電所の規模は500kW。年間発電量は396万kWhで、1100世帯の電気使用量に相当し、栄村の全世帯分を賄う電気量を見込んでいる。
同事業は、間伐材等由来の木質バイオマスを利用する発電設備としてFIT(固定価格買取制度)の認定を受けており、売電先は中部電力を予定しているが、将来的にはZEエナジーの子会社で小売電気事業者であるZEパワーを通じ、地域内の企業や自治体、家庭向けにも電力販売をしていく予定。
 発電装置から出る排熱は、豪雪地帯である栄村での消雪・融雪や、木質チップの乾燥などに利用可能。また、発電所の至近に建設予定の避難所に設置する入浴施設への加温利用や、足湯施設、コンテナ型カフェなどを併設して排熱利用することも検討している。
 現在、栄村では原木を切削するチッパー機を導入し、温泉施設やバイオマス発電施設へ供給する体制が整っている。

画像:左からZEデザイン代表取締役西枝英幸氏、栄村村長島田茂樹氏、ZEエナジー代表取締役松下康平氏


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