
琵琶湖・湖西浄化センター汚泥燃料化施設が完成

上下水・再生水処理など水環境に関する事業を手がけるメタウォーター(本社:東京都千代田区、木田友康社長)は、滋賀県・琵琶湖流域下水道「湖西浄化センター汚泥燃料化事業」として2013年5月から建設を進めていた「湖西浄化センター汚泥燃料化施設」が完成したと発表した。
同事業は、湖西浄化センターと大津市水再生センターで発生した下水汚泥を汚泥燃料化施設で炭化処理することでバイオマス燃料を製造後、石炭火力発電所や電気炉製鋼所で利用するもので、燃料化事業として滋賀県では初の試みとなる。施設の設計・建設および運転・維持管理をメタウォーターがDBO方式で受託した。
施設の汚泥処理量は約80t/日、汚泥炭化燃料製造量は約8t/日。これまで産業廃棄物として処理されていた下水汚泥をエネルギー資源としてリサイクルすることで、従来の焼却・溶融施設と比べ、二酸化炭素の排出量を年間で約11,651トン(一般家庭約3,800世帯分)削減できる見込み。
画像:汚泥燃料化施設の外観(メタウォーターカ株式会社)
*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません