三重県大紀町に丸太ごと燃やすバイオマス発電プラント

丸太を燃やして発電する全国でも珍しい木質バイオマス発電所が、三重県大紀町滝原の公園跡地に建設される。県内のベンチャー企業が手がけ、夏頃に着工し、来春にも「滝原丸太発電所」として稼働させる計画だ。チップ用より高値で丸太を買い取る予定で、地元関係者は低迷する林業の活性化を期待している。

出力は1990キロ・ワットで、一般家庭2000世帯分を発電する。建設、運営は丸太を燃料とするボイラーシステムを開発したベンチャー企業「レッツ」(三重県桑名市)が担当。資金面はLPガス販売の「マルエイ」(岐阜市)が支援する。

レッツは3年前から三重県四日市市内に建設したプラントで丸太燃焼の有効性実証に取り組んだ。川島英雄社長(66)は「ネックとされてきた丸太の水分は燃焼炉内で蒸発し、800度以上の水蒸気となって高い熱伝導率を達成した。燃費向上、燃料コストの大幅削減を実現した」と説明する。その分、丸太の買い取り価格は現行の1トン約7500円より高い同8500円を提示、県内の林業関係者に協力を呼びかけている。

林野庁によると、バイオマス発電の燃料は木材チップが8割以上を占める。しかし、原木となる丸太の乾燥やチップ製造にコストがかかるため、丸太の買い取り価格は抑えられてきた。新たな発電所では、長さ約2メートル以内の丸太を水分を含んだまま燃やす。

※写真はイメージ

【引用サイト】水分含む丸太、丸ごと燃やすバイオマス発電


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