牛糞利用国内最大級バイオガス発電所が山形で着工

高級牛肉「米沢牛」の4割を生産する山形県飯豊町で、肉牛のフンを利用して発電する施設としては日本最大規模となる「バイオガス発電所」が7月上旬、着工予定となった。来春の本格稼働を目指す。国が推進する「バイオマス産業都市」に認定されている同町も支援し、持続可能な社会づくりを進めていく。

同町添川に建設予定で、再生可能エネルギー事業を展開する東北おひさま発電(長井市)が整備、運営する。現在は造成工事中で、整備面積は約8900平方メートル。町は周辺道路や水道などのインフラ整備を支援する。

 発電規模は500キロワット。一般家庭約700世帯分に相当する年間約360万キロワット時の発電を行う計画だ。建設費は約10億円で、国から約1億8000万円の補助を受ける。

 同町は約2200頭(2018年度)の黒毛和種を肥育している。建設地の東南側の隣接地で約660頭の肉牛を肥育する「田中畜産」は3年後に1000頭まで増やす予定。その隣には、町が若手畜産事業者を募って造成し、約130頭の牛畜舎を建設する。建設地と道路を挟んだ南西側では「飯豊ながめやま牧場」が約400頭の乳牛を肥育している。

 この3拠点から、推計で全長約700~800メートルの地下パイプラインで牛フンを発電所に搬送する。東北おひさま発電によると、完成すれば国内で最長規模で、外気に触れないため臭気が拡散する心配がないという。1日当たり約33トンの牛フンを運び、食品残さを混ぜて原料とする。発酵させ、発生したメタンガスを燃料に24時間体制で発電する。

※写真はイメージ

【引用サイト】牛フン利用で国内最大級のバイオガス発電所 山形・飯豊で今月上旬着工


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