うどんバイオガス発電 課題は排出者の獲得

ソウルフードの廃棄を減らし、有効活用を目指すのが「うどんまるごと循環プロジェクト」。プラント製造のちよだ製作所(高松市)や製麺業のさぬき麺業(同)などによる任意団体「うどんまるごと循環コンソーシアム」が担う。活動は大きく2つで、廃棄うどんを活用した「うどん発電」と、発電後の残りかすから肥料を製造して使う小麦栽培だ。

うどん発電では廃棄うどんや生ごみに水を加えて発酵させ、発生したメタンガスを燃やして発電する。廃棄うどんなど毎日2トンをプラントに投入し1日当たり400キロワット時を発電する。30~40世帯分の電力を賄える計算だ。年間約370万円の売電収入を上げる。

メタンガスを生成したあとの残りかすは肥料となる。高松市内の農家に提供し、液体肥料は米栽培に、固体肥料は小麦栽培に活用する。栽培した小麦で、さぬき麺業がうどん打ち体験を開催するなど、食の循環をつくりだした。

今後は参画する飲食店を増やせるかが課題だ。ちよだ製作所のプラントまで廃棄うどんを運ぶコストが重荷となる。参画自体が飲食店にとって有益になるような仕組み作りが求められる。同コンソーシアムの久米紳介事務局長は「廃棄自体を減らす取り組みにも注力していきたい」と話す。

※写真はイメージ

【引用サイト】食品かすを宝の山に うどん発電やミカンCNF


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THINK WASTE 編集部

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