【国内初!】小規模農家向けの乾式メタン発酵システムを開発

 エア・ウォーター北海道株式会社(以下、エア・ウォーター)は、乳牛100頭前後の小規模酪農家に適したバイオガスプラントの実用化を目指した乾式メタン発酵プラントを開発した。

 一般的に、小規模酪農家ではメタン発酵に適さない麦わらなどの長い繊維が金剛した半固形状の糞尿が排出される。北海道で稼働している多くのメタン発酵プラントは原料に液状の糞尿を使う湿式メタン発酵プラントであることから、半固形状の糞尿を希釈する高額な大型設備を設置して機械への絡みつきや配管閉鎖を避ける必要があり、バイオガスプラント導入の大きなハードルとなっている。このため、バイオガスプラントの導入は乳牛100頭以上の資金力のある大規模・中規模農家に限られ、全体の75%を占める小規模農家は導入できない現状だ。乾式メタン発酵プラントであれば、半固形状の糞尿を加水せずに処理できるため、小規模酪農家のメタン発酵プラント導入の敷居を大幅に下げることができそうだ。

 新たに開発したバイオガスプラントは、半固形状の糞尿を適切に処理できる前処理設備とFRP製円筒横型の乾式メタン発酵槽を導入したことでバイオガス(メタン約58%)を安定的に発生させ、その一部を高純度メタンガス(メタン約98%)を製造することができる。バイオガスをガス発電機に、高純度メタンガスを燃料電池に供給すれば、酪農家が牛舎や住宅に使う電気・熱エネルギーの一部を自給することが可能になる。また、メタン発酵の際に発生する消化液や固形残渣は酪農家の代替肥料や再生敷料として活用する取り組みも進めているそうだ。小規模農家の多い中山間地域の酪農家を中心に、営農コストの低減と併せて地産地消型エネルギーの推進とCO2排出量削減に寄与する取り組みとして提案していく。

【引用元】
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000016815.htm

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