RECOTECHコラム「2020年東京オリンピック・パラリンピックを迎えるに向けて」

 サッカーワールドカップにおける日本代表の魂のこもった活躍に胸を熱くさせる日が続いています。サッカーが終わると、今度は日本国内にて秋に世界バレー、来年はラクビーワールドカップ、そして2020年にはいよいよ東京オリンピック・パラリンピックを迎えます。世界中の人々が日本を訪れ日本の文化に触れ、日本食を堪能し、素晴らしい思い出を作って欲しいと願っています。

 資源循環に取り組む私たちは、このような一度に多くの人が集まるイベント時の3R対策に貢献できればと考えています。衛生的で持続可能なイベントにするために様々な取り組みが必要です。

 私たちは2005年から10万人規模のイベントの環境対策に取り組んできました。その中で感じることは3R対策でもっとも上位の考えであるリデュース(発生抑制)についてほとんど具体的な対策がなされていないことです。多くの場合、「ごみの持ち帰り」「マイカップ、マイ箸など持参」などの呼びかけ(啓発)を実施することが主になっているのではないでしょうか。またそれに対する効果測定もなされていないことが多くのケースです。もちろん一定の効果はあると思います。しかしながら善意ある人の行動に期待するだけでは効果は限定的となります。

 イベントで継続的にごみの計量を実施してきた弊社のデータからは様々なことが読み取れます。どこから、どんな種類が、どんな時に排出されるか(ごみになるか、)など、気象データや啓発内容との照合で傾向を知ることが可能です。傾向を知ることで、具体的な対応策を数値をもとに啓発し対策することが可能となります。これはイベント事業者の収益性向上に貢献することも可能です。計量データが増加することでその精度は向上して行きます。私たちはビックデータを活用した発生抑制に挑戦し、ウィンウィンの仕組みになる循環型の仕組みを築くことを推進して行きたいと思っています。

 2020年世界に誇れる資源循環型イベントの実現を期待しています。


*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません

この記事を書いた人

THINK WASTE 編集部

こんにちは、THINK WASTE編集部です。ご覧いただき誠に有難うございます。国内外のリサイクルの取組事例や再生可能エネルギー技術、資源循環型社会構想など、先進的な廃棄物利活用に関する情報をお届けいたします。