北海道別海 全国最大級の家畜糞尿堆肥化システム 処理速度1/6に

廃棄物リサイクルのバイオマスソリューションズ(北海道別海町)は家畜ふん尿を自動で堆肥にする大規模システムを開発した。まず、JA道東あさひ(同町)に納入する。牛800頭強のふん尿を一括処理できる全国最大規模のシステムで、今夏をめどに稼働する計画だ。酪農の規模が拡大する中で、ふん尿処理作業を効率化するとともに、コスト削減につなげる。

新たなシステムはJA道東あさひが別海町で建設している乳牛の保育・育成センターに導入する。ふん尿をセ氏60度以上で加熱。温度を測定・管理しながら、発酵状況に応じて最適な通気量を制御する。ふん尿をかき交ぜる作業も自動化した。

従来は半年程度かかっていた堆肥化を1カ月ほどに短縮できる。価格は4000万円程度。新システムの技術は帯広畜産大学の特許を活用している。堆肥は牛舎に敷き詰める敷料として使う。

バイオマスソリューションズは新システムの開発に先立ち、100頭分のふん尿を自動処理できる小型システムを開発。JA道東あさひが2017年秋に北海道根室市の施設に試験導入したところ、電気代を70~80%削減できた。敷料の価格も高騰しているため、堆肥を自前で賄うことで、調達コストも圧縮できた。

道内では小規模酪農家が減少する一方、1戸当たりの規模は拡大傾向が続く。農林水産省の調べによると、18年の道内酪農家1戸当たりの乳牛飼育数は前年比4%増の129頭だった。経営規模の拡大により、収益力を高めるのが狙いだ。

※写真はイメージ

【引用サイト】家畜ふん尿を自動で堆肥に、全国最大級 処理1カ月


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