容器リサイクル事業で花王とライオンが異例の連携へ

日本では2019年に「プラスチック資源循環戦略」を定め、ワンウェイ型のプラスチックを削減して再利用を原則とする方針を立てた。世界的には廃プラ輸入規制が厳しくなる傾向があり、2021年にバーゼル条約が改正されると廃プラの輸出に相手国の同意が必要になることからさらに厳しい状況が生まれる。日本の廃プラ輸出は2016年の時点で約150万トンに達し、その半数が中国に輸出されていた。しかし、2017年に中国で規制が始められ、東南アジア諸国でも規制が広がったことから2018年には約100万トンまで輸出が減少した。
このような背景から洗剤などの日用品メーカーとして競合関係にある花王とライオンがESGの視点から異例の技術共有を進める方針を立てた。花王とライオンは洗剤などの詰め替え容器を回収・再利用する「水平リサイクル」の技術の開発を進めることを発表した。40人ほどの組織を組んで共同開発を実施し、複数の素材を使用しているために水平リサイクルが難しいとされてきた詰め替え容器の素材分離技術を生み出す方針だ。さらに将来的には詰め替え容器の設計を一定程度は統一する方向で検討を進めている。
詰め替え容器は通常容器の使用に比べてプラ利用量が2割~3割ほど抑えられるため、詰め替え容器の利用が推進されてきた。さらに本技術によって2025年までに詰め替え容器のプラ使用量の2割に相当する1万トンの回収を目指し、循環型社会の実現に貢献する計画だ。

【引用元】
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63712390Q0A910C2TJ2000

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THINK WASTE 編集部

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