自然エネルギー世界白書2015日本語版 公開

環境エネルギー政策研究所(ISEP)は、REN21(21世紀のための自然エネルギー政策ネットワーク)が2015年6月に発行した「自然エネルギー世界白書2015:Renewables 2015 Global Status Report, GSR2015」を日本語に翻訳し、公開した。同レポートは、世界100ヵ国以上の研究者の報告に基づき、REN21が毎年発行しているレポート。先進国、途上国を問わず、豊富なデータを通し、世界の自然エネルギーの趨勢を把握できるレポートとなっている。
 同レポートの「要旨」によると、自然エネルギーは2013年の世界最終エネルギー消費の中で推定19.1%を供給し、その後、2014年に容量と生産量は拡大を続けた。熱生産量は一定のペースで成長を続け、輸送用バイオ燃料の生産は2年連続増加し、続く2011年から12年にかけてスローダウンした。最も急激な成長と、最も大きな容量の増加は、風力・太陽光・水力を中心とする電力分野で生じた、としている。
 また、2014年の全世界の最終エネルギー消費のおよそ半分が、建造物と産業への熱供給に使われており、近代的自然エネルギー(主にバイオマス)がそのおよそ8%のシェアを占めている。自然エネルギーは冷房にも使われ、小規模だが急激に成長している分野である。2014年にはいっそう自然エネルギーが地域熱供給システムに統合された。特に欧州において、供給が需要を上回ると、自然エネルギー源の電力によって生産された熱を吸収する地域システムや、異なる熱利用機器を稼働させるハイブリッドシステムが利用された、としている。


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THINK WASTE 編集部

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