
オーストラリア、2025年までに包装材の100%リサイクル

オーストラリアの環境省は、中国の廃棄物輸入規制を受けて、焼却炉建設への大規模投資と、2025年までに国内で出るごみのすべてを、リサイクル可能か再利用可能、または可燃物にすることを決めた。これにより、店舗で販売する生鮮食品にラップやビニールなどを使用することなどが禁止される。
オーストラリア環境省は、廃棄物のリユースとリサイクルを第一義に掲げる一方で、焼却炉や埋立地でのガス回収による廃棄物発電にも積極的に投資していく方針である。
オーストラリアでは、約30の廃棄物発電プロジェクトが進行しており、ほとんどが中小規模の焼却炉によるものやコージェネレーションによるものであるが、手に負えないほどの廃棄物を処理できる大規模なプロジェクトが求められている。
オーストラリア政府の調査機関であるBlue Environmentによると、中国による廃棄物の輸入禁止は、オーストラリア国内で年間125万トン近くの廃棄物の発生増加につながる恐れがあるという。
オーストラリア環境相のJosh Frydenberg氏は、「廃棄物のリユース/リサイクルの必要性は明確であり、Waste-to-Energyも電力の生産に有効な手段である。」と述べている。
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