ごみ輸入の禁止によって中国で古紙値上がり キロ約55円

2017年末に中国が輸入廃棄物を全面禁止した措置は、プラスチック以外の資源にも影響を及ぼしている。

この措置の中では、4分類24種類の廃棄物が指定されたが、この中に「未選別古紙」があった。この後に導入された海外古紙輸入の品質条件は「混入物0.5%以下」という厳しい条件だ。混入物とは、廃木材、廃金属、廃ガラス、廃プラスチック、廃棄ゴム、廃棄吸着剤、壁紙、蝋が塗られた紙、パラフィン紙、カーボン紙などを指す。

この結果、古紙輸入量は50%に減少している。古紙に品薄感が高まり、累計の値上がり率は50%近くに拡大した。古紙の価格は、足もとでトン当たり3400人民元(約5万5000円)の高値をつけている。中国では、ネット通販の拡大によって配送用のダンボールに品薄感が強まっており、古紙不足がダンボール価格の上昇を一段と押し上げそうだ。

中国の紙需要は上昇傾向にあり、今後も拡大が見込まれている。しかし、中国の古紙回収率は46.7%と、世界平均58.6%、日本79.9%、米国が66.9%などと比較すると遅れている。今後は、中国国民がリサイクルの意識を強くするなど、生活意識の改革が求められるようになるだろう。

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ゴミ輸入の禁止によって中国で紙の値上がりが顕著、リサイクル率の向上が必須


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